食通たちの人気者
ふぐのあれこれ
縄文時代から食べられていたふぐ。その味は珍重され、多くの食通たちが注目してきました。古くから、人々の食生活に深く関わりあった身近な魚のようです。
■ふぐは吹く、ふぐは豚
ふぐの名前の由来は様々です。海底の砂を吹いて、出てきた小魚やゴカイなどを食べる性質があるから「吹く」。または「プーッと膨れるから」などです。漢字では「河豚」。中国の長江という河に生息する美味しい「メフグ」と、中国料理には欠かせない素材の豚から取っています。その他、豚に似たふぐの鳴き声「ブーブー」から名付けられたとも言われています。
■ふぐ仲間の王様「とらふぐ」
船で釣る「とらふぐ」、そして「しろさばふぐ・しまふぐ・からすふぐ」、波止場で釣る「くさふぐ・こもんふぐ」、磯釣りのできる「はりせんぼん」など、ふぐには多くの仲間がいます。その中で「とらふぐ・さばふぐ・まふぐ」など、約20種類ものふぐが食べられています。しかし、美味しいと言われるのはやはり「とらふぐ」。モチモチした食感やジューシーさはふぐの中でも群を抜いています。魚類の中でも繊維質が多く、刺身で食べると他の魚よりもコリコリした歯ごたえが独特。それが人気の秘密です。ふぐの王様は、白身魚の中でも王様のようです。とらふぐをはじめ、美味しくいただけるふぐの仲間たちです。
■ふぐは隠れた健康食品です
ふぐの白身は高たんぱく低脂肪。マグロのトロ部分やサバなどに比べても脂肪分が極端に低いのが特徴です。その代わり、味は淡泊ですが「うま味」を感じる方も多いはず。それは、たんぱく質を構成する様々なアミノ酸=うま味成分を含んでいるからです。何も付けずに刺身だけでいただくと、ほのかな甘味感じませんか? その他、魚のゼラチン質に含まれるコラーゲンが豊富で、肌の老化防止に役立ち、抗がん作用も期待できると言われています。このような栄養素を含んでいるふぐは、健康食品のオーソリティーといえそうです。
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